6-01 2002-6-4 mail

 デリーに戻ってきました。今までは、今インドで一番ホットな(気温のことではない)ジャンムーカシミール州のすぐ南の州にいました。僕は早々と戻ってきてしまいましたが、これから更に北のレーという町に行こうとしているツーリストは結構います。今回の旅行で初めて部屋をシェアしたのが、ここで出会ったイスラエル、ポルトガルの兄ちゃんと、スイス、イタリアの女性です。彼らとは1週間くらい一緒にいました。パキスタン側とは4,000~6,000メートル級の山々で隔てられてはいますが、彼らが心配になります。
 スピティは良いところでした。何が良いって、人が良い。ご飯やチャイなどをご馳走してくれます。挨拶すると、笑顔で答えてくれます。また行きたくなります。景色は、火星に移住して町の周りだけに木を植え田んぼを作ったみたいな感じです。
 でも、一つだけ問題点があるとすれば、道路が悪すぎるということです。4,000メートル以上の土地にある町までバスが走っているのは、さすがインドですが、あっちこっちで土砂崩れが起きていました。小さいものなら、道路が土砂で覆われていてもバスは乗り越えていきます。幅数百メートルの大規模なものだと、手前でバスを降りて歩いて向こう側へ行き、待っているバスに乗り換えます。道路も、谷側がちょっと崩れてしまっている部分があって、窓側に座っていると時々視線から道が消えてしまいます。谷側ギリギリの端を通るからです。谷側にバスが25度くらい傾いた時には、さすがに覚悟しました。谷底まで、深いところで多分千メートルはあります。しかし地元の人たちは平気な顔でした。これが日常だからなのでしょう。
 しかし、本当に無事でよかったと思っています。谷底に、土砂にほとんど埋まってしまっているトラックや、引き上げられたばかりのトラック、石が落ちて半分潰れてしまっているトラックを見ました。また、帰り道、来た時にはなんともなかった場所が崩れていて、そこは川まで5メートルくらいなのですが、バスが横になって川のそばで砂利を被っていました。半日から一日くらい前に起こったようでした。僕らは、まだ小石がパラパラ落ちてくる所を走って通り過ぎなければなりませんでした。
 それでも、もう一度行きたい場所の1つです。
 明日の夜行列車(最後なのでエアコン車)でコルカタ(旧名カルカッタ)に行って、そこからバンコクに戻ります。でも、乗車券が買えるか心配です。
 今日はこれから宿でワールドカップサッカーを見ます。日本対ベルギーです。今は、奮発してテレビ付きの部屋にいます。
 それでは、また。

( Delhi / India / 2002 )