3-04 2002-4-16 mail

 お元気ですか!
 久し振りのメールですが、僕は、もう、だめです。
 今日、昼2時頃に街を歩いていたら、電光掲示板が気温42度と表示していました。
 42!
 体温42度は何度か経験がありますが、気温42度というのは未体験です。どおりで暑いと思った、なんてものじゃあないです。

 そんな日本人離れした気温になる街、デリーにいます。バナラシ、アグラと西に進んできました。アグラからデリーまでは列車の座席に座れず、出入り口があるキャビンに座り込んでいたのですが、尻は熱いし、水はお湯になるし、意識は朦朧としてくるし、死ぬかと思いました。
 ほんとはこれから南に行こうと思っていたのですが、もうだめです。僕は北を目指します。今夜のチャンディーガル行きの夜行列車に乗り、バスを乗り継いでダラムサラという町に行きます。チベットから亡命してきたダライ・ラマが住む町です。別に彼に会いたいわけではないのですが、チベット文化に興味があるからです。その後、シムラへバスで移動して、ヒマラヤの方へ行ってみようと思います。

 インドはとんでもない国です。向こうから近づいてくる人は98パーセントくらい信用できません。大抵は、騙して馬鹿な外国人から金を毟(むし)り取ってやろう、という人達です。あれじゃあ、インド人の印象は悪くなるだろうなあ。あの、ちょっと怒ったような無表情気味の顔が、どんどん怪しく見えてきます。まあ、もう慣れましたが。
 また、道を尋ねると知ってもいないのにあっちだこっちだと適当に教えられるのには困ったものです。ちっとも先に進めない。悪気はないんでしょうが、振り回される身にもなってほしいものです。きっと世界は彼ら中心に回っているのでしょう。 究極に個人的な理由でタージマハルみたいな建物を建ててしまうインド人は、ちょっとのことでは気にしないのでしょうか?でも、商売している人は滅茶苦茶金にシビアです。乗り物のドライバーと土産物屋が癒着してたりもします。
 そして、暑い。なんでこんな時期に来てしまったのだろうと、後悔しています。
 どうやらインドで誕生日を迎えそうです。
 それでは、また。

インド・ニューデリー

( Delhi / India / 2002 )