2-14 2002-4-1 mail

 本日、4月1日付けでインドビザを無事取得できました。11日間もかかりました。3ヵ月シングルビザ(期限内の入国が一回だけ認められる。これに対し何度でも入出国可能なのはマルチビザ)を申請し、窓口の女の人も「This is three months VISA」と言って渡してくれたのに、パスポートに貼られたビザは6ヶ月有効でした(それは適当に開いた、前後とも白紙のページに挟まれた真ん中くらいのページに貼ってあった。この辺にもインドの国民性が現れているのであろうか)。シングルとはいえ、6ヶ月有効ビザを手に入れてしまったわけですが、残念ながらそんなにはいられないです。でも、ちょっともったいない気分です。どうせならマルチにしておけば良かったと少し後悔しました。

ネパール・カトマンズ さて、もうインドにはいつでも行けるようになったわけですが、日本でもニュースが流れたかもしれませんが、ネパールでは明日4月2日から6日まで、マオイストのストライキがあります(外務省のHPの、海外危険情報ネパール編にも少し書いてあります)。もともとその日はネパールの暦で年末にあたるらしく、その時期にマオイストがストライキを呼びかけているようです。政府側は逆に、その期間店を閉めないで開けているように国民に呼びかけているみたいです。官公庁はもちろん、大概の店も営業を行うようです。
 でも、交通機関に影響が出るようです。国際線などの飛行機は大丈夫のようですが、長距離のバスなどはこの期間、結構危ないようです。走らない路線や会社があるみたいだし、走ったとしてもテロの危険があるようです。結構、爆弾が爆発したという話を耳にします。3日ほど前も、カトマンドゥの市街地で爆弾テロがあって何人か怪我をしたみたいだし、先日訪れたバクタプルという町から山の方に向かう道でも爆発騒ぎがあったと聞きました。
 道路での、警察、軍隊のチェックもしょっちゅうあちこちでみかけます。一旦全員またはネパール人だけが降ろされて、警官や軍人が車内を確認し、ゲートを抜けたところで乗客が再び乗り込みます。僕などは日本人なのでチェックは滅多にされず、されてもいい加減なものなのですが、ネパール人はカバンの中も改められています。先日ポカラ行きの途中のチェックで警官が乗り込んできて、前にいた欧米人達に「名前は何だ?俺の名前は○○だ。警官をやっている。お前のカースト(職業という意味で使ったと思われる)は何だ?」などと適当に質問していましたが、時間つぶしだったのでしょう。

 僕は今、旅行者が集まるタメル地区という所にいます。そこにつながる主要な通りでも機関銃を持った兵士が検問をしていたり、交差点に立っていたりしています。ちなみに、去年国王が殺された王宮はここから歩いて5分くらいです。そういえば、ネパールに来てから人の死の話をよく耳にします。タイやカンボジアでは聞いた事はなかったです。トレッキング中、僕らが行こうとしていた場所で雪崩があって、3人の犠牲者が出た為、そこに行く事を中止したし、最近も同じようなところでやはり雪崩で2人死んだと聞いています。各地で起こる警察や軍隊とマオイストとの衝突で、何人も死んでいます。時折、その小競り合いに民間人も巻き込まれたという話も聞きます。
 トレッキングをしていた時も、山に響き渡る銃声に驚いたことや(近くの軍隊施設の訓練だったようです)、2、3日後に通る予定の街道の近くで爆弾が爆発したこともありました。
 前方に銃を担いだ私服の男四人が歩いていて、相当驚いたことがありました。ラルがすれ違う人達にあれは何者だと確かめながら慎重に後ろを歩いて、結局は軍隊の兵士だと判明したのですが(軍帽を手に持ってアピールしていたらしい)、休憩している彼らの横を通り過ぎるときは緊張しました。それに、もしここにマオイストが現れたら撃ち合いになることは必至で、そうなると流れ弾に当る可能性も出てくるわけで、怖かったです。その時はその時だと、半ば覚悟を決めていましたけど。
町を歩けば、軍の兵士が機関銃やライフルを肩から提げてあちこちに立ってるし、土嚢の中から銃口を向けている場所もそこかしこにあります。銃口がこちらを向いているというのは、やはりあまり気分のいいものではないですね。暴発したらどうするのだ。

ネパール・カトマンズ というわけで、僕は命が大事なので2日~6日の間はカトマンドゥにいる事にします。飛行機でインドに飛べばいいんですが、ストライキ期間中の滞在費などを考慮しても、やはり飛行機はコストがかかるし、せっかくネパールとインドは陸で国境を接しているのだから、歩いて国境を越えたいですから(このこだわり、分かる人は分かりますよね)。暫く散歩と読書をして過ごします。
 無為の滞在なので、日本料理屋に行くのは控えようと思います。一食150ルピーくらいで、普通に美味いです。学生街の安い定食屋みたいな感じです。まあ日本円で300円程度なのですが、ローカルな食堂で食べると2品で(ネパール料理はいまいち食べるのに迷います。当たりはずれが大きいし、いわゆるネパール風定食がない店もあって入りづらい。他に多いのはチベット料理。ネパール料理にも結構浸透していて、焼きそばみたいなチョウメン、ラーメンみたいなトゥクパ、モモという名前の餃子など、選び易くて日本人の口にあう味付けなので、頻繁にチベット料理屋に行っています)50ルピー程度で済むのを考えると、やはり日本食は贅沢です。ネパール最後の日に行くつもりです。
 6日まではとても暇なので、お暇な方はメール下さい。多分毎日チェックして、せっせと返事を書く時間は十分過ぎるほどありますので。ちなみにカトマンドゥのメール屋は1時間20ルピー(約36円)です。
 それでは、また。

( Khathmandu / Nepal / 2002 )