2-04 カトマンズ歩き

 安宿や旅行代理店など旅行者に必要な店が多く集まっているタメルから南に進み、日用雑貨や土産物などを扱う店が並ぶ通りを抜けるとアサン広場に出る。

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 3階建てくらいの建物に囲まれた小さな広場なのだが、6本の道がこの広場に繋がっていて、野菜や日用品、お菓子や土産物などを売る荷車やリヤカーなどがあちこちで商売をしているので毎日非常に込み合っている。そういった露天に加えて、歩行者、自転車、リキシャー、オートリキシャーまでがそれぞれの道から道へとこの広場を経由することになるので、ゆっくり歩くこともままならないくらいの状態になっている。でもどこかのんびりした雰囲気があり、人が多くてもギスギスした印象を受けないのはなぜなのだろう。
 最初のうちは、この広場まで来て次の道を残り5本から探すのによく間違えてとんでもない方向に歩いていったこともあったが、南西方向に伸びる道がインドラチョークという、旧王宮へ続くメインストリートだ。とはいっても、くたびれた4階建て程度の建物に挟まれた細い通りである。
 しかしほとんどの建物の1階は地元の人が利用する雑貨屋から、絨毯屋、衣料品店、食堂、観光客向けの土産物屋までびっしりと軒を連ねていて、他の路地にはない賑わいがある。オートリキシャーがけたたましい警笛を鳴らし排気ガスと土ぼこりを巻き上げながら頻繁に通るので騒がしいときもあるが、いろいろな店を覗きながら歩くのは楽しい。

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 少し歩くとまた広場に出る。細かい彫刻の入った木造の寺院や旧王宮などに囲まれたダルバール広場だ。ダルバールというのはネパール語で「宮廷」の意味があり、かつてのカトマンズ王国の中心だったところだ。現在の王宮はタメルの近くに移ってしまっているが、クマリハウス(女神クマリの化身とされる少女が暮らす家)をはじめ、ネパールで最も古い建物とされているカスタマンタブ寺院や、シヴァ寺院などが立ち並ぶ、カトマンズ市民にとっての(そして観光客にとっても)街の中心だ。

ネパール・カトマンズ・ダルバール広場 この広場の南西の路地を1本入ると様子ががらっと変わって生活感溢れる光景を目の当たりにする。土産物屋などはなく、人々の暮らす家(アパート状のもの)がひしめき、食料品店、雑貨屋などがあまり舗装されていない道の脇にぽつぽつと見える。ここまで極端に雰囲気が変わるのには驚いた。

( Khathmandu / Nepal / 2002 )